中学生の特徴

中学生といえば「思春期」といえる成長時期に当たります。
親や友達、周囲の人間と自分は異なる存在であることを認めはじめ、自我により自分の居場所を見出だそうとする時期です。
自意識と客観的な違いの事実に悩む時期でもあります。

たとえは親へ対する反抗。
家族間のコミュニケーションが不足する時期で、周囲の評価を強く気にしてしまう年です。

「将来どんな人間になりたいのか」「自分は何のために存在しているのか」
目の前に課題がなくとも、自分で課題を見つけ出し挑戦しようとする。
中学生にはそんな特徴があります。

そこで、周囲に認められようと「周りと同じ行動」をとるようになりますし、自分の魅力を引き出そうと意欲的にもなるでしょう。
しかしそれが悪い方向へと向き、「目立ちたい」という行動になってしまう子もいます。
とても難しい時期であり、考えていることと言っていること、そして行動が両立しない年頃でもあります。

小学生の時に伸びが良くなかった男の子でも中学時代に一気に身長が伸びます。
体重にはあまり激変というものがないかもしれませんが、男女問わず一気に成長を感じる時期です。

しっかり睡眠を取りしっかり運動をして勉強をする。
このサイクルが定着する大切な3年間。
夜更かしをはじめて経験したり、子供にとってはかけがえのない時間となります。

そこで、「周囲から見た自分と自分で見た自分」の違いに落胆するときもあるでしょう。
容姿に関して周囲の目を意識し始めますから、思ってもみないようなことを言われて傷つくこともあります。

女子ならダイエットを始めたり、男子なら「かっこうを付けようとする」子もいます。
容姿に関して最も意識してしまう時期ではないでしょうか。

中学校から「生徒指導」という教員の存在が現れます。
これは、将来間違った道へと進まないよう教育をしていく教員ですがなぜ中学から生徒指導者という存在がいるのか？

反抗期を迎え大切な思春期に、必要な知識を吸収しその子にとって大切な時間を無駄にしないために、サポートしていく存在です。
「遊ぶことが一番」な子供から「学ぶことが一番」に変わっていく大切な時期なのです。

人間としての生き方は、小学校時代までに備わっています。
だからこそ自己を見つめなおして向上していけるよう努力する、大切な時期です。

子育て協奏曲