暑さ対策

扇風機

赤ちゃんはどうして暑さ対策が重要なのか

赤ちゃんは大人よりも体温が高く、大人が体感している気温よりも暑さを敏感に感じとります。
新陳代謝も活発で水分もしっかり摂っておかないとすぐに脱水症状を起こしかねません。

赤ちゃんの暑さ対策を怠ってしまうと、重い症状としては脱水症や熱中症を起こす可能性があり、命にも関わります。
また、軽い症状としてはあせもができる、食欲の低下などの症状があります。

一般的には服装に注意します。
目安が難しいのですが、たとえば大人よりも1枚少な目の服装を。
夏場でも重ね着をさせている親御さんもよくいますが、真夏に重ね着なんて考えられませんよね。

夏場は肌着を着せる程度で良いですが、汗をかいたら肌着を変える必要があります。
体温の高い赤ちゃんはすぐに汗をかきます。
汗をかけば必ず着替えさせて、汗のたまりにくい半そでの服を着させましょう。

また、つなぎやロンパースの服も多いかと思いますが、熱がこもってしまうので上下わかれた服がおすすめです。
暑い季節はお腹が見えても大丈夫です。
出来れば肌着も着せずに過ごしたほうが良いですし、クーラーなどの冷房をつける場合のみ重ね着をさせましょう。

お出かけ時の暑さ対策

車の中はとても冷えやすく、逆に高温にもなりやすい。
車でお出かけをする場合は、熱中症に気を付けて暑さ対策をしましょう。

乗せる前には10分ほど、車の中に溜まった熱を外に逃がすために窓をあけておきます。
チャイルドシートの背中部分は熱くなりやすいので、保冷材などを使用します。

赤ちゃんを乗せる際に保冷剤を取り除き、お出かけ時には長時間赤ちゃんを乗せっぱなしにしないようにしましょう。
また、出来るだけ窓を5センチほどあけて、エアコンが聞き過ぎないようにも注意します。

ベビーカーは大人の顔の高さよりも3度ほど気温が高くなります。
日よけをしても地面からの熱で暑く感じられるので意味がありません。

ベビーカーでのお出かけは、午前中に。
夕方4時以降の涼しくなってくる時間帯でも良いでしょう。

室内での暑さ対策

冷房のきいた部屋に1日中いると体調が悪くなってしまいます。
大人でも体調を壊しがちになってしまうことが多い冷房のつけっぱなしですが、
赤ちゃんにとっても冷房の効き過ぎも注意したいところなので、つけっぱなしにはしないように。

クーラーをつけることができない時は、窓をすべて開けて扇風機をかけて風通しをよくします。
冷たい水で濡らしたタオルをたまに頭に乗せてあげて、クーラーをつける時は肌着を着せましょう。

1日に1度は水を入れた洗面器で足をぬらしたり、水浴びをすると体温が下がって快適に過ごせます。
あせも対策にもなりますのでおすすめです。