人気のブランドランドセル10選

老舗ランドセルブランドならではのこだわり

日本の小学生用のカバンとして、長年にわたり使用されてきたのがランドセルです。
このランドセルというカバン自体が登場をしたのは明治中期からとされており、西洋軍隊で使用されてきた背負カバンを学習院が最初に制服として導入したことで全国的に広がっていきました。

ちなみに「ランドセル」という名称はオランダ語の「ランセル(背嚢)」という言葉がもとになっています。
もともと日本の革製品は非常に性能がよく、日本軍で使用していた軍靴などを国内工場で製造をしていました。

戦後間もなくの頃には物資不足のためカゴ製になったりしたこともあったのですが、昭和30年以降になると全国的に革製もしくは人工革製のランドセルを全ての小学生が購入できるようになりました。

しかし昭和期より本格的な革製ランドセルは富裕層の象徴として贅沢品扱いとなっていたこともあり、現在もランドセルには価格帯によって大きな性能の差があるのが実情です。

現在最高級品扱いとなっているのが老舗カバン店である「土屋鞄製造所」「池田屋カバン店」「鞄工房山本」の三店です。

こちらはいずれも昭和期に創業された高級革製品店であり、本革製のランドセルが5万円~9万円程度の価格帯で販売されています。

一方で本革製であることから重量があり、デザインやカラー展開的に新興メーカーよりちょっと見劣りする部分があります。

しかし手に取ったときの高級感は人工革製品とは全く比べ物になりませんので、本格的な製品を望む全国の保護者から毎年注文が殺到しているのです。

その他にもあるランドセルブランド

上記三店ほどではありませんが、革製品店としてそれなりに知名度のあるブランドもいくつかあります。
「萬勇鞄」「モギカバン」「ランドセル工房生田」といったところは手作りで仕上げるランドセルの品質の良さが高い評価を受けています。

いずれも上記の最高級品カバンと比較してやや価格帯が低めであるものの、品質的にはほぼ遜色ないほどの性能があることから、本当によいものを購入したいという人におすすめです。

百貨店系のお店が独自にモデルを出しているということもあり「三越伊勢丹」「高島屋」「伊勢丹」などはブランドイメージを損なわない高い品質を保っています。

また機能性で選ぶのであればランドセルの大手である「セイバン」も見逃せません。
セイバンは「天使のはね」という世界一軽いランドセルを作り出したメーカーであり、テレビCMなどでも頻繁に見かけるでしょう。

一見同じように見えるランドセルも、カバンの内側やベルトの裏側など目に見えない場所の素材に大きな違いがあります。

3D設計タイプなど重みを感じにくいデザインもあるのでこだわって選んでもらいたいです。