こどもの便秘解消法

便秘になったらまずやっておきたいこと

子育てをしていて悩ましいのが子供の便秘症状です。
子供に便秘症状が出始めるのはだいたい生後30日くらいからで、それまでは自然に出ていたはずの排便が何日も出ないままになってしまったりします。

便秘が2日、3日と続いていくとお腹が張るような感じになってきて、おならのニオイがきつくなってしまう等つらい症状が出てきます。

腹痛のために子供が不機嫌になることもあり、無理に排便をして出血をしてしまうというようなこともあるでしょう。

子供の便秘が続くときにまず考えたいのが「水分の不足」です。
大人もそうですが、一日のうちに摂取する水の量が不足しているとどうしても便が固くなってしまうことから、速やかに腸を移動できなくなってしまいます。

ですので便秘気味かなと思ったら、意識してできるだけたくさんの水を一日のうちにとるようにします。

また朝起きてすぐの時間帯は腸の動きが活発になりがちですので、朝起きたらできるだけ早くに冷たい水をコップ一杯飲むようにしてみると、案外すんなりと排便がされるかもしれません。

普段から便秘がちな子供の場合、腸の動きが活発ではない可能性があるので、お腹を「の」の字にマッサージをしてあげたり、体を動かして血行を良くしてあげると腸の蠕動運動を促進することができます。

また食物繊維が少ない食生活をしていると、どうしても便のカサ自体が増えないので、便がうまく腸内を移動してくれません。

さつまいもやかぼちゃ、海藻類といったものは特に腸内をキレイにするのに役立つ食べ物なので、便秘がちな子供には積極的に食べさせるようにしたいところです。

精神的なことが原因なことも

便秘の原因としてもう一つ考えられるのが精神面です。
子供は周囲の雰囲気を敏感に察知し、ちょっとしたことで精神を不安定にしてしまうものです。

子供の生活面を見直して、毎日の生活に何か不安に感じられる点がないかどうかということを考えてみてください。

またトイレトレーニングを始めたばかりの子供というのは便秘になりがちなものです。
小学生の便秘の場合、学校のトイレが使いづらかったり、授業中の便意に恐怖感があって我慢をしてしまうということもあります。

そうした場合には、排便をする時間帯をコントロールできるように訓練をすることが勧められます。
学校で排便をすることに抵抗感があるなら、家でゆっくりできるように朝決まった時間に必ずトイレに座るような習慣をつくってあげましょう。

起床時間や食事の時間が一定であると、排便の時間もそれに合わせて一定になってくれます。
夜更かしや不規則な間食はやめて、胃腸のサイクルをきちんと作ってあげることが大切です。