ベビーカーの内部は想像以上に暑い
夏場のお出かけに欠かせないのがベビーカーですが、この内部は想像以上に高熱になってしまっていることがよくあります。
夏になると乳幼児を自家用車の中に置き去りにしないようにと厳しく啓発が行われますが、実はベビーカーの内部も熱中症の危険のある空間です。
直射日光の当たる場所で使用をしているベビーカーでは、内部が40度以上になってしまうということもあり、気がついたら赤ちゃんがぐったりしてしまっているということもあります。
大人が代わりに入ることができない空間なだけに温度を体感しづらいという問題があるので、夏場の外出時にはあらかじめ暑さ対策を十分にしておくようにしましょう。
まずその前に赤ちゃんの熱中症が疑われる症状として、「機嫌が悪いのに声を出して泣かない」「暑いのにあまり汗が出ていない」ということがあります。
体に触れてみて非常に熱くなっていたりする場合には、速やかに涼しい木陰に移動をするとともに、早めに小児科を受診するようにしましょう。
意識が混濁するまで放置をしてしまうと、重篤化により後遺症が残ってしまうこともあります。
大人にも使える暑さ対策グッズ
夏場の暑さ対策グッズは、シーズン前くらいからデパートやショッピングモールで数多く見かけることができます。
定番商品としては「保冷剤」「サマースカーフ」「クールコアタオル」などです。
これらは身につけておくだけで体温を下げてくれる働きがあるので、出かける前にちょっと身の回りに置いておくようにするだけでかなり効果があります。
また熱中症を防ぐためには水分の補給が欠かせないので、できれば赤ちゃんを含めて一人一本の水筒またはペットボトルを持っていくようにしましょう。
この時、ただの水よりも経口補水液のような体内に吸収されやすい飲み物にした方がより予防効果が高いです。
水を持っていく場合には、「塩飴」などを一緒に備えておくと手軽に経口補水液の代わりにすることができます。
水筒を取り出すことができない場所でも飴を舐めるようにしておくことで予防効果があるので、溶けないように容器に入れて持ち歩くようにしたいですね。
ここ最近人気が出ているお出かけ用防暑グッズが、携帯用扇風機です。
携帯用扇風機の中にはベビーカーの取っ手部分に取り付けることができるタイプのものもあり、赤ちゃんにピンポイントで風を送ることができます。
うちわを持っていくよりも労力をかけずに涼しむことができるので、お出かけのときに持っていくと便利です。
大人用には瞬間的に体温を下げてくれるスプレー型ローションがおすすめです。
赤ちゃん向けには肌質の問題があってあまり積極的におすすめはできませんので、大人用として持ち歩きましょう。