チャイルドシートの種類と手配の仕方
チャイルドシートは、6歳未満の子供が自家用車に乗車するときに必ず設置しなくてはいけないと義務付けられています。
そのため出産前から自宅で使用するチャイルドシートを準備する人が大半ですが、手に入れる方法は購入だけではありません。
現在ではチャイルドシート專門のレンタル業者もあり、大人気の海外メーカー製のものからコンパクトな国内メーカー品まで、幅広くお手頃な価格で求めることができます。
ほぼ毎日自動車を利用して長期間利用をするという人ならば思い切って買ってしまうのもよいですが、自宅に車がなかったり年に数回くらいしか利用しないという人は、レンタルで1ヶ月単位から借りた方がずっと安くすむものです。
また購入も新品ばかりでなく中古品を譲ってもらうということもできます。
中古ベビー用品を取り扱っている専門店や、ヤフオクやメルカリなどの個人売買で数多く見かけることができるので、そうしたところから安く購入するのもよいでしょう。
チャイルドシートは6歳まで利用するものであるとはいえ、生まれてすぐからずっと一つのシートだけで済ませられるというわけではありません。
大きく「新生児・乳児用」「幼児用」「ジュニア用」と大きさが三段階に用意をされていますので、途中で買い直すことも考えて用意していきたいところです。
チャイルドシートと安全基準について
チャイルドシートは大人にとってのシートベルトと同様、厳格な安全基準が設けられています。
日本国内で販売されているチャイルドシートは輸入品を含めて全て安全審査をする事となっているので、必ず性能を保障するマークがついています。
チャイルドシートに関する安全基準は2006年10月に大幅に改正が行われており、2012年からは完全にその新基準が適用となっています。
この安全基準はもともとはヨーロッパの基準である「ECE規則44号」というものを日本風にアレンジしたものです。
新基準になったことで欧米のメーカーと日本のメーカーの安全基準がほぼ同一のものとなったため、消費者も安心して製品を選ぶことができるようになっています。
新安全基準に適用しているチャイルドシートには、オレンジ色の四角いステッカーに「E」の文字が丸囲みされているものが添付されています。
旧基準のものは同じオレンジ色のステッカーでも「自」という文字が○囲みになっているので、年式を確認するときに覚えておくと便利です。
なお「E」の文字の横には小さく数字が描かれていますが、この数は製造販売をした国番号を示しています。
ちなみにチャイルドシートは価格がピンキリで、中には数倍もの価格差がついているものがありますが、安全基準を満たしていれば価格によって安全性が異なるということはありません。